「鐘馗」幟に見る各技法の違い

手描本染

写真は黒一色で描かれた物。
水墨画を思わせる流麗、かつ迫力のある筆致が特徴的。

ちなみに「赤鐘馗」と呼ばれる物を描いた品も有ります。
       写真は→こちら(GIF)
          と→こちら(PNG)
       PNG対応ブラウザをご使用の方は下へどうぞ。

本染

糊置きによってくっきり無地の主線が出ています。
顔と手の輪郭は朱で塗り潰されています。
また、髪や髭は筆描きされたもの。

写真の品は、錦絵(役者絵)に見られるような
オーバーなポーズ、アングルとあいまって、
どことなくユーモラスな印象が漂います。

スクリーン打ち

むー、いかにも「印刷物」という感じ。
サンプルが悪いわけじゃないと思うのですが…
むしろ、プリント物としてはかなり良く出来た品なのです。
しかし、色の鮮やかさでは本染には及びませんし、
プリント物の常として、
デザイン上の書き込みが細かすぎるために
迫力もいささか不足気味。
なんとなく綺麗な「製品」という印象が強いです。

→武者幟の制作工程をみる
→工房による顔の違いを見る

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