本染武者絵幟の制作工程

洗い張り

糊置きの際に着きが良くなるよう、あらかじめ洗います。
※「鯉のぼりの糊置き」の写真参照
→こちら

糊置き

手、或いは型を使って糊を置き、絵柄の主線を描きます。
※「鯉のぼりの絵入れ(染付)」の写真参照
→こちら

絵入れ(染付)

筆やタンポ、或いは刷毛などを使って絵入れ(染付)します。

熱処理

色を定着させるために蒸して熱を加えます。(顔料の種類によってはこの工程は不要です)

水洗い

一晩水につけ洗いして、防染糊を落とします。
大量の水を必要とします。余分な顔料も落ちますので、この排水は工業廃水扱いになります。
昨今は規制が厳しくなって、川で洗うのが難しく、沈殿槽を使っている工房も結構あるそうです。
ただし、この廃水の処理にも許認可が必要になります。
「自店で幟を作っている」と主張するお店に対しては、簡単に事実かどうか調べられるわけです。

天日干し

顔料を使った本染では、その発色を良くするため、
必ず天日干しを行います。
雨天続きの際などは、出荷量を確保するため
仕方なく乾燥機を使うこともあるといいますが、
「発色のレベルがぜんぜん違う」ので
まともな幟屋なら(バーナー乾燥だけで済ませるようなことは)
やらないだろうね
、とはある本染工房の弁。

天日干し(2)

上の写真のアップです。
この状態では、まだ顔に表情がついていません。

顔描き

顔の輪郭線を塗りつぶしたり、細かい表情をつけます。
工房によっては、顔の描き入れまで済ませてから
天日干しを行うところもあります。
この後、再び天日干し。

→各技法の比較写真を見る
→工房による顔の違いを見る

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